
増える世界数 m(- -)m
こんな仕事をしているからか
性格からか
ビジネスライクにさくさくという経験
近頃したことがありません。
なので
昨日、駒込での家業の交渉は、とても新鮮でした、、、
おじいさんへ
こちらの世界でできることは、もうなさそうです。
あとはそちらの世界から何とかしてください、お願いします(なむなむ
さてさて。
先週土曜日、午後のワークショップ終了後
岡山県ご出身のHさんから
衝撃的な「地元のお祭り」の様子をうかがいました。
場所は“八墓村”から近いところだそう。
だから。
というわけでもないのでしょうが
横溝正史好きのわたしにとってはもう感動ものの内容で。
工房の、今はロクロが置いてある奥の部屋を
一時「金田一耕介の部屋」にしていた時のことまで思い出して
つい話してしたりして(みんな笑いすぎ
目には見えない世界の「役割」というのでしょうか
民俗学や文化人類学(今まだそう呼ぶのか?)の観点からの意見を
今度誰かに聞いてみたいと思います。
そういえば
フィリピンにも土着の言い伝えはたくさんありました。
でも、日本のそれとは何かが違って
うまく言えないけどあっけらかんとしています?!
たとえば、帰国間際シキホールという小さな島にひとりで渡り
「魔術師ホセ」と呼ばれている人に会いに行ったときのこと。
船を降りて、桟橋でバイクの運転手さんたちに向かって
「ホセさんのところに行きたい」と言うと
現地の言葉でなにやらヒソヒソ。
“よそものには教えられないのかな?”と思っていたら
「大きいホセと小さいホセがいるけど、どっちにするか?」と聞かれ
「どちらがいいのですか?」と返すと
「小さい方」というので
「じゃあそちらで」とお願いしたら
なんのことはない
小さいホセさんが住むところの方が倍くらい遠い(バイク代が高い)
という理由を、後から笑いながら告げられたり
やっとの思いで会った魔術師ホセさん本人も
かなり商売がお上手だったり。
もしかして観光地化してしまって
目には見えない世界を本気では信じてないのかな?と思い
聞いてみると
みんな、ものすごくまじめに信じてていて
「でもそれとお金のことは別だ」と笑って言う、みたいな。
ま、お国柄なのかな、、、
とにかく
言葉では説明しきれない世界は
突出した力を生まないために
あらゆる均衡を保つために
どこの国にも必要です。
これからもいろいろなカタチで残っていきますように。
で
昨日の人形劇です。
こちらは、見えないものが見える世界でした。
人形たちは、本当に汗をかいて山を登っていたし
頂上まできたときは、こちらまで下界が見下ろせました、、、すごい!
見えないのにある世界と
ないのに見える世界。
どちらも人間の想像力や意識下が作り出す世界という意味では
同じなのかもしれない。
そんなことを考えた、楽しい週末でした。
では最後に
あって見える世界の話を。
本日、今月最後の本焼です。
(実は今現在も窯詰中・寒い!
5日(土)のワークショップからお引渡しが可能となります。
また、次回の素焼は、10日(土)の予定なので
12日(土)から釉がけができます。
以上、珍しくまじめに終わりそうだ、、、
よろしくお願いします。
なつおぢい
by katachi_web
| 2011-02-01 00:15
