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katachi ceramic studio info & daily

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C-コレ№11

今日は、風が強いけれど、あたたかな1日でした。

ワークショップの合間に通った
お花屋さんのチューリップがきれい。
ちょっとご機嫌のまま、コンビニへ。

さっそくコピーをしようと思ったら
コピー機の横に、誰かのお財布が、、、

レジにお届け。
定員さん、笑顔。


気を取り直して
コピーのカバーを開けたら
今度は原稿台に、健康保険証が、、、

再びお届け。
定員さん、苦笑い。


って
前の使用者は
どれだけ慌ててたのだろ?

お蔭で、なつおぢは確認を怠らず
無事、大量コピーができましたm(- -)m


そして。


本日、作者の了解を得ることができたので
またまたC-コレをお届けしてしまいます~

じゃん。


C-コレ№11_d0133128_2236269.jpg


















C-コレ№11-1(写真 左)
会員 Sさん作 「線描きグラス」
土 : 赤混合土
成型:手びねり
装飾:白化粧・線描き
釉薬:いぶし黒、乳白、ルリ、織部、透明釉

コメント:毎回 個性的な作品でわたしたちを楽しませてくれるSさん。
そんなSさんが作るワイングラスは、オリジナルの線描き模様が
ひときわ目を引く作ものとなりました。

作品が上がってきてから、他の会員さんから質問が多かったので今回は
作り方を簡単にご紹介します。

まず成形。
カップと支えの部分は別々に作り、それぞれを削ってから
接着しました(支えの部分が短い場合は一緒に作る方法もある)

成形後
カップの横に針で模様を入れ(線描き)その中を白化粧筆塗り。
これは、素焼後、そこにアクセントになる釉薬を施し、きれいに発色させるのが
目的(赤混合土に直接きれいな色の釉薬を掛けても発色が悪い)

素焼後
まずカップの中に乳白釉を流し掛け。

外側の白化粧した部分のところどころに
ルリ釉(青)と織部釉(緑)を筆塗り。
白化粧の色を出したいところは透明釉を筆塗り。
その後、筆塗りした部分全部に、撥水剤を施し
最後に全体にいぶし黒釉薬を薄めに吹いて本焼へ。

という流れになってます。
工程が多い上、その段階でないとできない装飾がある(後からではできない)
という意味で
成形前にどれだけ作りたいものが明確にイメージできているかが肝心です。

力の抜けた自然体で、さらりとそれらをこなしてしまう
Sさんの力量が発揮されたおしゃれグラスです。



C-コレ№11-2・3(写真 中央・右)
会員 Mさん作 「ワイングラスのようなフラワーベース」
土 : 赤4号土
成型:手びねり
釉薬:乳白、柿鉄砂+4号トルコ青結晶

コメント:ワイングラスの中のワイングラス、というかたちですが
これはワインを飲むためではなく、グリーンネックレスのような
下に垂れる植物を飾るために作られました。

だから
通常陶器で作るワイングラスよりも背が高いタイプで
グリーンが映えるよう、色もごくごくシンプルに。

何かを活かす役割を担うには
いい加減な気持ちではいけないのです。

Mさんらしく
きちんと正確に作られたグラスは
見るものを安心させてくれます。

グリーンが定着した頃にでも
ぜひまた見てみたいと思いました。

by katachi_web | 2011-02-07 22:43
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