C-コレ№11
今日は、風が強いけれど、あたたかな1日でした。
ワークショップの合間に通った
お花屋さんのチューリップがきれい。
ちょっとご機嫌のまま、コンビニへ。
さっそくコピーをしようと思ったら
コピー機の横に、誰かのお財布が、、、
レジにお届け。
定員さん、笑顔。
気を取り直して
コピーのカバーを開けたら
今度は原稿台に、健康保険証が、、、
再びお届け。
定員さん、苦笑い。
って
前の使用者は
どれだけ慌ててたのだろ?
お蔭で、なつおぢは確認を怠らず
無事、大量コピーができましたm(- -)m
そして。
本日、作者の了解を得ることができたので
またまたC-コレをお届けしてしまいます~
じゃん。
C-コレ№11-1(写真 左)
会員 Sさん作 「線描きグラス」
土 : 赤混合土
成型:手びねり
装飾:白化粧・線描き
釉薬:いぶし黒、乳白、ルリ、織部、透明釉
コメント:毎回 個性的な作品でわたしたちを楽しませてくれるSさん。
そんなSさんが作るワイングラスは、オリジナルの線描き模様が
ひときわ目を引く作ものとなりました。
作品が上がってきてから、他の会員さんから質問が多かったので今回は
作り方を簡単にご紹介します。
まず成形。
カップと支えの部分は別々に作り、それぞれを削ってから
接着しました(支えの部分が短い場合は一緒に作る方法もある)
成形後
カップの横に針で模様を入れ(線描き)その中を白化粧筆塗り。
これは、素焼後、そこにアクセントになる釉薬を施し、きれいに発色させるのが
目的(赤混合土に直接きれいな色の釉薬を掛けても発色が悪い)
素焼後
まずカップの中に乳白釉を流し掛け。
外側の白化粧した部分のところどころに
ルリ釉(青)と織部釉(緑)を筆塗り。
白化粧の色を出したいところは透明釉を筆塗り。
その後、筆塗りした部分全部に、撥水剤を施し
最後に全体にいぶし黒釉薬を薄めに吹いて本焼へ。
という流れになってます。
工程が多い上、その段階でないとできない装飾がある(後からではできない)
という意味で
成形前にどれだけ作りたいものが明確にイメージできているかが肝心です。
力の抜けた自然体で、さらりとそれらをこなしてしまう
Sさんの力量が発揮されたおしゃれグラスです。
C-コレ№11-2・3(写真 中央・右)
会員 Mさん作 「ワイングラスのようなフラワーベース」
土 : 赤4号土
成型:手びねり
釉薬:乳白、柿鉄砂+4号トルコ青結晶
コメント:ワイングラスの中のワイングラス、というかたちですが
これはワインを飲むためではなく、グリーンネックレスのような
下に垂れる植物を飾るために作られました。
だから
通常陶器で作るワイングラスよりも背が高いタイプで
グリーンが映えるよう、色もごくごくシンプルに。
何かを活かす役割を担うには
いい加減な気持ちではいけないのです。
Mさんらしく
きちんと正確に作られたグラスは
見るものを安心させてくれます。
グリーンが定着した頃にでも
ぜひまた見てみたいと思いました。
by katachi_web
| 2011-02-07 22:43