ツカズハナレズ
おぢは今
ずっと以前に定番だったピッチャー作りに励んでおります。
今回は、なひやラインでのご依頼なので
最後に「数字」を入れるのですが
数字の大きさ、入れる場所によって
作品のイメージが大幅に変わってしまうことがわかったため
ちと、思案、、、
今までの
(なひやラインの)食器の場合
中に何かを容れることを想定して
主張しすぎない大きさの数字を、目になじむ位置に
入れているつもりでした。
が
先日、それらを見ていて
俳句の「つきすぎ」という
言葉が浮かぶじゃないですか。
「つきすぎ」とは
季語とそれ以外の言葉の取り合わせがありきたりだ
ということ。
句会の主宰が
選評の際
「こりゃあんた、つきすぎだよ」などと使ったりします。
私見ですが
この言葉の中には
収まりがよすぎる(わかりすぎる)ことはイキでない
という意味が含まれているような。
「そうか。たまにはバランス、変えてみよう」
という訳で
絵を起こしてから
ピッチャーに、だいぶ大き目の数字をバンっ。入れてみました。
が
今度は
「はなれすぎ」という言葉が浮かびます。
本来は
季語とそのほかの言葉の響き合いがない、という意味ですが
つまりは
独りよがりで
(読み手に)理解されないことをさしています。
何の分野でも
「つかず、はなれず」が
大切なんだなぁ。
って
まるで熟年夫婦のキャッチコピーのようですね、、、
だとしたら
バランスがベストな形と数字のカップルさんか。
おぢが必ず幸せにします!うふ。
by katachi_web
| 2012-02-02 21:49
| ● 日々