モア・トラヴェルズ
最終の窯出しが無事終了。
明日、焼き上がりをご確認にいらっしゃる方は
工房窓際に並んでいますので
まずはそちらで作品裏側の処理などをしてから
祖母の家の方に回ってください。
よろしくお願いいたします。
そして。
古い木の棚のために作った
おぢの作品は
こんな感じになりました。
(展示会前にフライングですが
おぢの分はもともと穴埋めなのでいいのです)
今回の釉薬は
金属にまつわる色―緑青や錆び、鉛色や塗装の下のブリキ缶の色など―に
こだわった、、、つもり。
銀色も欲しかったので
以前作った応量器も混ざっていますが
それ以外は初めて挑戦した釉です(チャレンジャー?
残念ながら
結果はすべてがイメージ通りとはいきませんでした。
でも
釉薬に没頭した何日間かは、久しぶりに
「自分の中に入っていける」
貴重な時間だったと思います。
うまく言えないけれど
そう思えたときはいつも
『(インナー・)トラヴェルズ』の著者
マイクル・クライトン
の言葉を思い出します。
『わたしは自分以外の何かについて学ぼうという意図で旅行したことはなかった。そして旅行について真に重要な点は、より広い世界についてわたしが何を信じるようになり、何を信じなくなったかではなく、自分について何を知ったかだった』
ここで
スーパーマンを引き合いに出すのは
おこがましいですが
モノ作りもやはり
最終的には
自分の中を旅し、知っていく
その繰り返しですよね。
これを読んでくださっているみなさまも
どうか
よい旅を、、、
by katachi_web
| 2012-05-25 14:44
| ● 日々