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katachi ceramic studio info & daily

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磨き

現在、工房1階の古いトランクの上には
お茶碗が2つ。

磨き_d0133128_23482811.jpg


















右は、いつもの色ですが

左のについては
「何釉なんですか?」と
何人かの方からお尋ねいただきました。

これは
黒土・無釉です(「焼締め」とは言えない)

削り後
小さなスプーンの背で
作品全体を磨きました。
すると、土の表面が圧縮され
泥団子ようにピカピカになります。

縄文式土器の内側が
つるつるしているのは
低温焼成でも丈夫になるように
貝殻などで器の中を磨いたからと言われています。

つまり「磨き」は
ある意味大昔からの人間の知恵でもあるのですが

近年になって
装飾技法として確立されました。

化粧泥を塗ってから磨き
950℃くらいで低温焼成すると
釉薬をかけていなくても
ほんと、ピッカピカの作品ができるのです。

ただし、残念なことに
それ以上の温度で焼くと
この作品のように光沢は失わてしまうことが多いです。

器として使うことを考えたら
高温で焼いた方が丈夫になるのでしかたないですよね。

でももし
土の雰囲気を出したいけど、ザラザラしているのはイヤ、、、
と思っている方がいらしたら
このやり方、ぜひいつかチャレンジしてみてください。
(注:焼成後耐水ペーパー等で磨くこともある)

全体を磨かなくても
例えば
器の外側だけを磨いて、内側は白化粧+透明釉
という組み合わせや

渋い板皿に
釉薬をグラデーションして
無釉(磨き)のところを残すなど

いろいろなアイディアが考えられると思います♪


一緒にココロも磨きたい、おぢ



≪今週のサブちゃん≫


磨き_d0133128_23485891.jpg



















黒ネコちゃんが座るコンクリート台。

ずっと奥に視線を移していくと
その先にはサブちゃんが。

こ、これはもしや!
黒ネコちゃんとサブちゃんのお見合い場面?!

し、しどいわ、サブちゃんったら
おぢというものがありながら
他のネコとお見合いだなんて
許しませんよぅ。

よしっ。
次回会ったら首輪をしてしまいましょう♪
(できるのか???

by katachi_web | 2013-05-17 23:31 | ● 日々
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