人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

katachi ceramic studio info & daily

katachix.exblog.jp

怒りから創造へ

先日、友人からのメールに
「なっちゃんちの隣のカフェに行こうと思って検索したら
カフェマニアみたいな人がけっこう記事書いてるね、、、
楽しみ、、、」

とありました。

記事?
ブログ?
その手のことにはウトイので
よくわかりませんが

素敵なフードユニットさんたちが運営されていることだけは、
しっかり返信しておきました♪



さてさて

先日、ココで
「ちょいグチおやじ」に成り果てたせいでしょうか
アチコチご心配をいただいてしまい(すまん)

でも
なんというか
あれだ

あの怒りの件は
やはり
必要なことなのかも?と思えてきています。


思えば
『陶房かたち』の、今のウェブサイトを作ったときも
当時の担当者さんに思いが伝わらず
いろいろありました。


何度やり取りしてもラチがあかず
お互い困り果て、最終的には画面上に出るものは
すべてジブンで決めることにしたのを憶えています。

でもこれが
思いのほか大変で。


制作しています、教室やっています、に
さりげなく「こんな思いで(やってます)」を乗せるには

普段あいまいにしている部分を
明確にする必要があり
(意識下を)ずいぶんと潜ることになりました。

なぜ作るかを書き出すことからはじめて
制作記録をまとめたり
写真と図解入りで教室カリキュラムを作ったり。


何だってこんなことをはじめちまったのかと
途中何千回も後悔


でも
潜水先から表層(意識上)に
出てきたときには

それまでごちゃごちゃだった
作り手としての視線と
伝える(教える)者としての視線が
はっきりと分離できていて
サイトに落とし込めただけでなく
土とかかわり合う上での「軸」のようなものが
できていました。


だから当時
タグに変換してもらい、実際にupされたものを初めて見たとき
(その後削除したページがあるので今のものとは違う)

いいね~、とは思えなくても

これを作る過程こそが必要だったのね、と
ココロの深いところで納得することができ、
かかわったくださったすべての方に
感謝できたのでした。



そして

今回です。


事情があって
近く、そのサイトを
変更しなければならなくなりました(←怒りのきっかけ)

そう、申告と制作に追われオシリをかじられかけている
今、この時に。



でも
どうせ変えなければならないのなら
意味のある変更
つまり、陶芸工房だけじゃなく
この場所全体の方向性を
ぐいっと引っぱってくれるようなものにしたい、、、

ヨクガフクラミ、仕事になりません(笑)


今も出納帳の計算中
ふと永井宏さんの本を読んだほうがいい!と思い立ち
気づいたら探していたりして。



ここで永井さんが出てきたのは(知り合いではない)

たぶん

先月中ごろ『懸巣工房喫茶室』のopenを見た際、
ずっと前に誰かが「自らの表現としてのカフェ」という言葉を使っていたなと
思ったことに、繋がります。


探してみると
それは、永井さんの本の出版を紹介するページでした 
(アノニマスタジオのブログより)


そして

自宅の本棚の奥の方に何冊かあること
大ファンではなかったけど当時文章を書くとちょいと影響されてたこと
歌い方はまったくもって好きぢゃなかったことなど
記憶をツナギあわせ


さらに
泡が消えたあとの迷える日本に
「暮らしそのものがひとつの表現になる」という考え方を提唱し、
数年後に旗振り役自らが"生活系の飽和”を認めるほど広く影響をもたらした
その人が今、もし生きていたら

地震から3年の夜、
どんな未来をみていただろう、と
思いを巡らせました。



『好きな言葉 は“夢を見ること”、自分が遠くの方を見つめられるかどうか? 今、目の前にあるものに自分なりの夢を見られるのか?』(永井宏)


個人的には
手品の舞台に夢を見るおぢなのですがね...


果たして、新しいウェブサイトは
完成するでせうか。

つづく






≪サブちゃん通信≫

まだまだ寒いので
大好きサブちゃんに
『おひさま』をプレゼントします。

怒りから創造へ_d0133128_2352144.jpg

by katachi_web | 2014-03-10 23:13 | ● 日々
<< 今年の、、、 異文化 >>