C-コレ№27と№28
先日の『C‐コレ№??』でご紹介させていただいた
作者のおひとりから
「これからは(Cコレに)載るのを目標にしようと思った、、、」との
お言葉をいただきました。
ううっ、そんなふうに思ってもらって
おぢもうれしいよぅ。
というワケで~
C‐コレ№27と28
のご紹介です(正確な番号もわかりました・笑)
Tさん作
呉須絵カップ

土:赤2号土1:近江土1
成形:手びねり
装飾:化粧泥・焼貫ゴス(呉須)
釉薬:乳白釉
おおらかな模様の染付が
印象的な汲み出しです。
ダミは(ゴスの薄い部分)、
薄いゴスをたっぷり含ませた筆を
迷いなく動かしていくのがポイント。
その上に濃いゴスで
骨描きをしています。
染付といえば、普通は透明釉をかけますが
敢えて、乳白釉を施すことで
ゴス絵部分は、ほんわり
化粧泥を塗っていない土の色の部分は、薄めのグレーになって
全体的に優しい雰囲気に。
「絵はニガテで、、、」と言う方に
トライしやすい組み合わせですね。
続いて
C‐コレ№28
Mさん作 掻き落とし文様カップ

土:赤2号
成形:手びねり(水挽き)
装飾:白化粧泥・黒化粧泥
釉薬:透明釉
Mさんは、月曜午前クラスで
“常にきっちり丁寧なお仕事をされる”ことで有名な方。
今回、ビアカップに初挑戦されました。
このカップのポイントは
何と言っても口元に施した
掻き落とし技法。
白と黒の2色の化粧泥を各3回塗り重ねてから
上に塗った化粧泥だけを、針で引っ掻き、文様を出しています。
力を入れすぎると、2色とも削ってしまい
下の土の色が見えてしまうので、難しいのですが
さすが、Mさん、美しく仕上がりました。
さらに、全体に金ノコの削り目を、敢えて残すことで
化粧部分とのテクスチャーの違いが、より鮮明になっているのも
多くの方の参考になりそうです。
以上、C-コレ2作品でした。
かたち